• インターンシップとは?目的やメリット、探し方など徹底解説!
公開:2024/04/10  更新:2024/07/10

インターンシップとは?目的やメリット、探し方など徹底解説!

インターンシップ。実務経験を積みつつ自己成長を目指す学生にとって重要な機会であり、新たなステップに踏み出すための一歩です。「働く」とはどういうことかを学び、将来のキャリアを考える絶好の機会です。この記事では、インターンシップの目的やメリット、上手な探し方、そして参加後のフォローアップまで、皆さまが感じる疑問を徹底解説します。
インターンとは?

1.インターンシップとは?「働く」を知る機会

インターンシップは、学生が働く現場を体験し、仕事を理解するためのプログラムです。
実務経験を得ながら、将来のキャリア形成に役立つことから、多くの学生に注目されています。
実際に企業に実務体験を経験し、先輩社員から直接教育や実務体験を受けることで、「働く」ということがどういうものなのかを知る絶好の機会になります。
仕事の流れや企業文化、チームワークの大切さなど、座学や教科書では学ぶことのできない価値ある経験が出来る点が、大きなポイントとなります。

1.1. インターンシップに学生が参加する目的を知る!

インターンシップに学生が参加する主な目的は、将来の職業像を明確にし、自分にマッチした職業に就くことで、活躍する未来を勝ち取ることが目的です。
また、業界や職種についての理解を深め、自分自身の適性を探るためにも有効です。
学生はインターンシップを通じて、自分の「強み」「好き」を把握するとともに、職業選択の幅を広げたり、具体的な就職活動の準備をするための知見を得たりします。
実際に職場を体験することで、社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション能力を学ぶ重要な場ともなります。
働きながら学ぶというプロセスからも、自己成長につながるとともに、自分で何をしたいのかを把握する機会となります。

1.2. インターンシップに企業が実施する目的を知る!

一方で、企業がインターンシップを実施する目的には、若い人材との接点を持ち、将来の採用活動につなげることがあります。同時に、若い人達の考えや文化を把握することで、商品開発などにつなげるという目的がある場合もあります。
さらには、インターンシップ参加者は、企業の新鮮な意見や活気をもたらし、組織内に新しい風を吹き込むことに貢献し、先輩社員たちの大いなる刺激となります。
また、早い段階で学生に企業文化を体験してもらい、企業と学生双方の理解を深めることも重要な目的の一つです。
企業にとっても、インターンシップは有能な人材を発掘し、教育する良い機会になるのです。

1.3. インターンシップの期間!「短期」「長期」の違い

インターンシップには「短期」と「長期」という二つのタイプがあります。
短期インターンシップは通常、数日から数週間までの期間を指し、夏休みや春休みなどの短期間で実施されるものです。
このタイプのインターンシップは、忙しい学生や複数の業界を体験したい学生に適しています。
一方、長期インターンシップは数ヶ月から1年程度の期間を要し、より深い業務の理解や実務経験が求められることが多いです。
長期インターンシップは就職活動において、より具体的な職務経験を積むことができるため、重要な意味を持ちます。

短期インターンと長期インターンの違いにも詳しく解説しています。

2. インターンシップのメリットをしっかり理解

インターンシップは、学生が実際の職場において、仕事を体験する教育プログラムです。
現場での具体的な仕事の流れやビジネスの進め方、社会人としての基本的なマナーを学ぶことができる貴重な機会と言えます。
学生にとっては、今後のキャリア選択に歴然とした影響を与える体験になるでしょう。
また、企業側にとっても、優秀な学生を見つけることができる場でもあります。
インターンシップを積極的に活用することで、学生は自己成長を促進し、将来の就職活動に備えることができるのです。

2.1. 業界や企業研究につながる

インターンシップに参加することにより、学生は希望する業界や企業に関するより深い知識を得ることができます。
企業文化や仕事の進め方、また業界固有の問題点などを、実際に職場での実務体験を経験することで直接理解する機会になります。
なにより書籍やインターネットで得られる情報ではなく、現場の生の声や雰囲気を肌で感じることが可能である点が大きな強みと言えます。
こうした実際の仕事を通じた経験や学びは、自分が本当にその業界や企業で働くのに適しているかどうかを判断する際にも極めて重要な指標となります。
インターンシップ期間中に積極的に多くの社員とコミュニケーションを取り、業務について質問をしてみることで、業界の実情をより一層深く理解することができるでしょう。

2.2. 自己分析の機会を作ることができる

インターンシップは、自身の強みや弱み、興味や適性を把握する絶好の機会です。実際に仕事に従事する中で、自分が苦手とすることや、驚くほど熱中できる仕事、そして自分が重視する仕事観などを明確にすることができます。
これにより、自分自身を客観的に見つめ直し、自己分析を行うのに適しています。
学生はこの経験を通じて、自分に合った業界や職種を見つける手がかりを得られるだけでなく、自分をPRする独自のストーリーを作り上げる材料ともなります。
インターンシップでは評価面談が設けられている場合も多く、自分の成果や振る舞いに対するフィードバックを受け取ることができ、それが更なる自己理解に繋がります。

2.3. 自分の「強み」「得意な職種」を知る機会がある

インターンシップを経て発見できるのは、「強み」や「何に向いているか」といった自分の「強み」「好き」と感じる部分です。
実際の業務を通して自分がどのような能力を発揮できるのか、どの方面に興味や才能があるのかが分かってきます。
例えば、チームでのプロジェクトを進める中でリーダーシップを発揮できたり、複雑な問題を分析して解決策を見つける力があることが分かったりするかもしれません。
さらに、異なる部署でのローテーションがある場合には、多角的に自分の適性を評価できる機会となります。
この経験は将来のキャリア形成において非常に価値あるものとなるでしょう。
インターンシップを通じて得られた自己の強みを活かし、具体的なキャリアプランを描くことが可能になります。

3. インターンシップとアルバイトの違いとは?

インターンシップとアルバイトは一見似ているように感じますが、その目的や業務内容、給料面など多くの違いがあります。
一般的にアルバイトはレギュラーの業務の一部を担い、短期的な給与を得ることが目的ですが、インターンシップは実務経験を通じて学び、職業理解を深めることやキャリア形成に繋がる経験を積むことに重点が置かれています。
これからの企業選びや将来のキャリアに大きく影響を与えかねないこの二つを、しっかりと区別し、自分にとって最適な選択を行うことが重要です。

長期インターンとアルバイトの違いでも、詳しく解説しております。

3.1. アルバイトとの業務内容の違いについて

アルバイトは日常業務のサポートや単純作業等がメインですので、決められた時間に決められた業務をこなすことが求められますが、インターンシップの場合、業務は多岐に渡ります。
インターンシップでは、企業が提供する環境において専門性を要する業務に携わることもあれば、プロジェクト単位での仕事を任されることもあります。
目的がキャリア形成という長期的なビジョンに基づいているため、単なる作業の繰り返しではなく、企業文化の理解や業界知識の吸収、そして自己のスキルアップを意識した業務が経験できるのです。

3.2. アルバイトとの給料の違いについて

アルバイトの給料は基本的に時給制で、働いた時間に応じて給与が支払われます。
一方で、インターンシップは無給の場合も多くありますが、有給の場合でもその金額はアルバイトと比較して大体同額くらいが一般的です。
しかし、ここで気にしておきたいことは、インターンシップは金銭を得ることを主たる目的とするのではなく、業界理解や職業体験を通じて将来にわたる自己投資を行う機会提供が目的と認識し、取り組むことがポイントです。
もちろん、給料が支払われることもモチベーションに繋がるため、インターンシップの選び方一つとして給与面も考慮する学生がいるのは事実ですが、何より自分が社会に出て何をしたいのかという部分を考慮して、目的を踏まえて就業先を選定することが重要になってきます。

3.3. アルバイトとの目的の違いについて

アルバイトは生活費の捻出やお金稼ぎ等が主な目的となりがちですが、インターンシップではさまざまな職種を体験し、自身の適性や興味を探ることに主眼を置いています。
また、業界や企業を深く理解し、将来的なキャリアプランに活かすこともインターンシップの大きな目的です。学校での学びだけでは得られない実務経験を積み、専門知識や社会人としての基本的なスキルを磨く機会としても価値が高いでしょう。

4. インターンシップの探し方・選び方とは

インターンシップを探す際には、いくつかの方法があります。まず、自分の進みたい職種や関心を持っている業界を明確にすることが大切です。
インターンシップは実務経験を積む良い機会であり、将来のキャリア形成に役立たせるべきものです。
そこで、自分の目指す方向に合ったインターンシップを見つけるためには、インターネット上の求人サイトの活用、大学の就職支援課を通じた情報収集、さらには企業のホームページをチェックするなど、多角的なアプローチが重要になります。
また、インターンシップに参加することでどのようなスキルを身に付けたいのか、何を得たいのかを具体的に考えて選ぶことも肝心です。

4.1. 専門の求人サイトや就活サイトで確認する

インターンシップを探す際に非常に便利なツールのひとつが、インターンシップ求人サイトや新卒向け就活サイトです。
これらのサイトには、多くの企業が様々な職種のインターンシップを掲載しており、希望の条件を設定して絞り込み検索をすることができます。
また、サイトによっては企業の口コミや過去のインターンシップ参加者の体験談が記載されていることもありますので、実際の業務内容や職場の雰囲気を事前に知ることが可能です。
さらに、サイトによってはセミナーやイベント情報も提供されており、面接対策や業界研究に役立つコンテンツも充実しているのが特徴です。
インターンシップを通して自身の将来について考えるキッカケを得ることができますので、積極的に活用しましょう。

4.2. 大学の就職課で募集されている求人を確認する

もう一つの探し方は、大学の就職支援課やキャリアセンターを訪れることです。
大学には、企業と連携してインターンシップの機会を学生に提供しているところが多くあります。
大学独自のルートで募集している場合も多く、Webで見つけることのできない就業先が紹介されることもあります。
そのため、学校の就職支援課に行くことで、多様な選択肢の中から自分に合ったプログラムを見つけ出すことができるのです。
また、大学として学生の興味や適性に応じてアドバイスをしてくれることもあり、その指導を受けながら自分に合ったインターンシップを探すことができるでしょう。

4.3. 自身が興味のある企業のホームページを活用

最後に忘れてはならないのが、インターンシップを提供している企業のホームページを積極的に活用することです。
多くの企業は自社のホームページにインターンシップの詳細や応募方法などを掲載しています。
プログラムの内容や企業文化、仕事の流れなど、直接企業からの情報を得ることで、インターンシップの真の意味を理解することができます。
企業のホームページを見ることで、企業の最新の動向や価値観を把握することができ、就職活動にも役立つ情報を得ることができるでしょう。

5. インターンシップ参加後のやるべきこととは?

インターンシップの経験を終えた後、学生は実際に社会に出る前に自身のキャリアを考える大切な時期に立っています。
では、インターンシップに参加した後、具体的にどのような行動をとるべきでしょうか。
一つの例として、目的の達成度合いを振り返り、さらなる自己の理解を深めるために他のインターンシップへの参加も視野に入れることも重要です。
ここでは、そんなインターンシップ後の具体的なステップについて考察します。

5.1. 参加する目的を達成できたかを振り返る

インターンシップ参加前に、自分が何を得たいと思い、参加したのかを明確に振り返ることが大切です。
例えば、特定の業界や職種への理解を深めるためや、実務経験を積むため、社会人としての基本的なスキルを学ぶためなど、参加目的は人それぞれあるでしょう。
振り返った結果、目的に達成していなければ、その理由を考えることが求められます。達成できなかった理由は、インターンシップの性質、自身の目標設定の甘さ、実際の参画度合いなど、様々な要因が考えられるのです。
目的の達成度によっては、次の行動計画を立てる際の具体的なヒントにもなります。

5.2. 他のインターンシップに参加し自己理解を深める

一度のインターンシップで得られる経験は限られており、多角的な視点から自己分析を行うためには、異なる企業、異なる職種でのインターンシップに参加することが有効です。
別のインターンシップに挑戦することで、自分が思っていた業界への適性が本当に合っているのか再検討する機会が持てるでしょう。
さらに、様々な企業文化や職場環境に触れることで、自分が働きやすい環境や求める価値観が明確になることもあります。
新たなインターンシップへの参加が自己理解を深め、より適切なキャリアパスの選択に繋がることからも、一つの長期インターンではなく、複数の長期インターンに参画するようにしましょう。

6. インターンシップ参加で気になる注意点

インターンシップに参加する際に、事前準備として把握しておくべき注意点がいくつかあります。
まず、インターンシップの期間や始まりの時間、場所などの基本情報を確認し遅刻を避け、きちんとインターンシップに臨む姿勢を見せることが大切です。
また、業務内容や、具体的な実習の目的なども前もって理解しておくと、インターンシップ中の目的が明確になり、一つ一つをしっかりと経験することが出来ます。さらに、基本的な部分ではありますが、コミュニケーションもしっかり意識することが大切です。例えば相手の目を見て話す、礼儀正しく挨拶をするなども意識するべき点です。
最後に、応募先企業のビジネスマナーや企業文化にも配慮し、適切な行動を心がけることが求められます。

6.1. 参加目的を明確にした志望動機とその書き方

インターンシップの選考プロセスにおいて、志望動機の書き方は相当重要な役割を担っています。
志望動機を書く際には、自分がそのインターンシップを通して何を学びたいのか、どのような経験を積みたいのか、という点を明確にすることが重要です。
また、応募先企業の業務内容や理念に共感し、自分のキャリアプランにどのように役立つかも具体的に述べ、企業側に自分の熱意を伝えましょう。
最終的に、志望動機は、自分がそのインターンシップにどれだけ真剣か、そしてインターンシップ後にどのように自己成長を実現していくのかをアピールする絶好の機会であると言えます。
それにより、自分の強い意志やビジョンを理解してもらいやすくなります。

6.2. 実際に参加する際の服装について

インターンシップに参加する際の服装は企業の業種や企業文化によって異なりますが、基本的にはビジネスカジュアルが安全な選択とされています。
しかし、金融や法律事務所などの保守的な業界ではスーツ着用を要することもあります。
そのため、参加前に必ず企業のドレスコードを確認し、それに沿った服装を心がけることが重要です。
また、清潔感は大前提となりますので、アイロンをしっかりかけ、靴も磨いておくべきでしょう。
アクセサリーや化粧品、香水の使用についてもオフィスに相応しいレベルに抑えることが大切です。
自分の服装も、プロフェッショナリズムを体現する一部分だと自覚し、インターンシップに相応しい品位を保つよう努めましょう。

6.3. 参加前の断り方と伝え方のポイント

インターンシップへの参加を断る場合、その理由が何であれ、礼儀正しく丁寧な対応が求められます。
まず、できるだけ早めに断る意思を伝えることが大切です。企業に余計な手間や損失を生じさせないためにも、迅速な対応を心がけましょう。
断りの連絡をする際は、電話や直接の面談が理想的ですが、それが難しい場合は、Eメールなどで、きちんとお詫びとともにお断りする理由を伝えましょう。
その際、誠意を持って断る理由を隠さずに記載し、感謝の意を示すことが重要です。
自分の決断によって他者に迷惑をかけることを、あらかじめ理解しておくことも、後々の人間関係において好影響をもたらすでしょう。また、その後も可能な限り良好な関係を維持できるように、丁寧な言葉遣いと態度を保つことを忘れないようにしましょう。

7. インターンシップについてよくある質問!

インターンシップについては多くの学生たちが未経験から始めることもあり、多数の疑問を抱えています。
そこで、実際にインターンシップ参加を考える学生から多く寄せられる質問について、詳しく解説していきましょう。
それらの答えを知ることで、よりインターンシップを有意義な体験へと変えていくことが可能になります。

7.1. 参加すれば就職活動に有利になりますか?

就職活動において、インターンシップの経験は非常に有利に働くケースが多いです。
なぜなら、インターンシップは実際に職場での業務を経験することで、ビジネスにおける基本的なスキルや業界知識を身に付ける絶好の機会だからです。
採用担当者は、インターンシップを通じて得た経験をプラスに評価することがあります。
さらに、職場でのコミュニケーション能力や問題解決能力といった実践力を示すことができるため、面接でのアピールポイントにもなり得るのです。

また、インターンシップに参加することで、自己分析を深めることもできます。
自分がどのような分野に興味があるのかや、どのような職種に向いているかといったことを実体験を通して理解することができるため、それを就職活動に活かすことが期待できるでしょう。
ただし、前提としてインターンシップの参加経験があるからことが有利に働くというよりも、参加する目的や参加したことで得た経験などをしっかりと語る事が出来ることが重要になります。とはいえ、一つの有効な手段であることは間違いありません。

7.2. いつごろから参加すれば良いですか?

インターンシップへの参加時期については、学生によって異なる要因が複数影響しますが、一般的には大学の2年生から3年生の夏休み期間に参加するケースが多いようです。
それは、インターンシップを経験し、業界や職種の理解を深めた上で、本格的な就職活動を行う前に、自らのキャリアプランを練るための重要な時期だからです。
早めにインターンシップに参加することで、複数の企業や業界を体験し、就職活動における自己PRの材料を増やすことができるのです。

しかし、実際には、少しでも早く経験することで、多くの企業を経験することができ、より自分の「強み」「好き」を把握することにつながります。 詳しくは、長期インターンを始めるオススメのタイミングをご一読ください。

7.3. 少しでも多く参加したほうが有利ですか?

インターンシップの参加が就職活動に有利になると、参加することを目的にしたり、数を多く参加することが経験として大事と思ってしまう学生さんも多くいます。
しかし、企業側が見ているのは、参加したことや多く参加した回数を重視していません。大事なことは、参加した理由や参加した結果自分が得た事、次にどう活かしていきたいのか、その経験が入社する企業でどう活かせるかということです。
就職活動が最終目的地ではないため、そのためにインターンシップを活用したとならないように、多く参加することではなく、自身で何を得るためかを説明できるようにすることが大切です。
そのためにも、少しでも多く参加し、経験を積むことが重要になりますが、多く参加したことがポイントではない点は十分に注意してください。

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